大きな窓からたっぷりと降り注ぐ陽射し。
時にはやわらかに、時にはまぶしいほど力強く。
それは、時間や季節、その時々の感情によって
様々なことを語りかけてくる。
陽の光との対話がはじまる。
かつて教養という概念の礎が育まれたこの場所で、
ものごとを多面的にとらえながら、
自分らしい住まい方とは何かを問う。
そこには、無数の答えが存在する。正解はない。
□交通 | 東急東横線「学芸大学」駅 徒歩3分 |
---|---|
□所在地 | 東京都目黒区中央町2丁目38番(末尾未定) |
□間取り | STUDIO、1LDK |
□面積 | 26.05~48.61m²(住居)57.69m²(店舗) |
□設備 | エアコン、電気式床暖房(F,G,Hタイプ)、IHクッキングヒーター(全タイプ)、インターホン(ハンズフリー)、地上デジタルアンテナ・BS110°CSアンテナ、光ファイバーインターネット(個別契約)、浴室換気暖房乾燥機(A,B,C,D,Eタイプ)、除湿機(F,G,Hタイプ)、追い焚き機能付きバス(A,B,C,D,Eタイプ)、シャワートイレ、オートロックシステム、鎌デッド錠玄関ドア、自動火災報知設備、宅配ロッカー |
□総戸数 | 集合住宅10戸、店舗1戸 |
□構造 | 鉄筋コンクリート造 地上3階地下1階建 |
□竣工 | 2018年5月(予定) |
建築家 木下 道郎
【PROFILE】
1951年、神戸市に生まれる。1975年に横浜国立大学建築学科を卒業。1978年、大学院修士課程を経て、共同でワークショップを設立。東京建築士会住宅賞やディスプレイ産業奨励賞など数々の入賞を果たす。1995年、有限会社木下道郎ワークショップを設立し代表取締役に就任。近年も「Court Modelia 表参道/ANNEX」でグッドデザイン賞2017を受賞するなど、常に新しい着想で建築に挑戦し続け活躍。2004年より日本大学生産工学部非常勤講師を務め、次世代を担う建築家の育成にも力を注いでいる。
ガラス張りのショーケースのようになっている非常にインパクトの強い外観です。二つの道路が面しているこの土地を見た時に、第一印象からこれでいこうとひらめきました。住居ではなかなかない足元までがガラスのつくりになっています。室内と屋外との境界がニュートラルで見せながら暮らすことの究極のカタチではないでしょうか。
ガラスのファサードは全面FIXではなく開口も保たれているので通気性も高くなっています。エントランスは、プレーンな箱の中にドンっと顔を出させることで存在感を際立たせたのも特徴です。外観は直方体で一見シンプルですが、部屋はいろいろなタイプのプランを用意しました。専用の入り口がある長屋タイプ、光が降り注ぐ地下へのアプローチ、ダイナミックな天井高やスキップフロアなど、変化がいろいろあって空間の豊かさを感じられると思います。また、極力共用部分をコンパクトにまとめ、住まう空間を広げる工夫を施しました。学芸大学駅は生活をするには落ち着いたいい場所です。この建物ができることで周りに影響を与えて、街全体がプラスの方向に進んでいくとうれしいですね。
小さいながらもオーナーのこだわりが反映された雑貨店や飲食店、ヘアサロンが点在する都内でも屈指のスタイリッシュな街です。桜の季節に賑わいを見せる目黒川沿いも、普段は落ち着いた雰囲気に包まれ、ゆっくりと歩くだけでここでしか味わえない刺激を享受することができます。丁寧な暮らしのための時間が流れています。
①MATTERHORN
②旬鮮和彩 kou
③一本堂
④手打蕎麦 いしおか
⑤EL RANCHO COLOMBIANO
⑥KILO SHOP TOKYO
⑦Trattoria Pizzeria Amici
⑧STREAMER COFFEE COMPANY